夏の定番ソングでお馴染みである、ゆずの夏色
爽快な夏を連想させる曲ですが、実はこの曲のシチュエーションは夏ではないのです。
どういうことか?
駐車場のネコはアクビをしながら 今日も一日を過ごしてゆく
何も変わらない 穏やかな街並
みんな夏が来たって浮かれ気分なのに 君は一人さえない顔してるネ
そうだ君に見せたい物があるんだ大きな五時半の夕やけ 子供の頃と同じように
海も空も雲も僕等でさえも 染めてゆくからこの長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せて
ブレーキいっぱい握りしめて ゆっくりゆっくり下ってく
これが夏色の1番の歌詞です。
これだけで違和感を感じた人はすごい。
ただ、冷静に考えると夏にはありえないシチュエーションがあるんです。
それが
「大きな五時半の夕焼け」
夏の日没は東京都で18:30~19:00くらいです。
17:30の日没となると、2月末、もしくは9月末になります。
なぜ微妙に時間がずれているのか?
夏色の発売は1998年6月3日です。
確かに発売したタイミングは夏に入ろうとしている時期。
しかし、この歌詞を作ったのは1998年の冬の時期なんです。
その時期の日没が17:30くらいだったので、
歌詞に
「大きな五時半の夕やけ」
と入れてしまったのです。
夏の夕暮れに歌ってると「あれ?」ってなりかねないですね。
とはいえ、夏を代表する曲であることに変わりはありません。
これからも歌い続けていかれる名曲です!