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東京2020の開催時期
2020年東京オリンピックは7月24日~8月9日
パラリンピックは8月25日~9月6日です。
ちなみに1964年の東京オリンピックは10月10日から10月24日
パラリンピックは11月8日から11月12日となっています。
1964年は秋に行われたので涼しい、いやむしろ肌寒さすら感じる時期でした。(20℃前後の気温)
なぜ10月10日に開催したかというと、過去の統計上、最も天気が良かったのが10月10日だったからだそうです。台風のシーズンなのに。。。
なぜ2020年は8月に開催なのか?
これはアメリカからの要望があります。
他の季節に開催すると、NBA(バスケットボール),MLB (野球)のプレーオフシーズンと重なってしまいます。
そうなると各チームの収入が減りかねない(放映権的にも、観戦者数的にも)ため、今回の季節になりました。
なぜアメリカの要望を聞くのか?
それはオリンピック開催に必要なお金の負担額がアメリカは世界一だからです。
東京の8月の気候
東京の8月の気候を考えてみます。
2016年以降の8月の最高気温を調べてみると、
2016年8月9日 37.7℃
2017年8月9日 37.1℃
2018年8月2日 37.3℃
2019年8月7日,9日,11日 35.6℃
毎年猛暑日を記録しています。
次に、真夏日の日数(最高気温30℃以上の日数)
2016年 26日間
2017年 19日間
2018年 25日間
2019年 25日間
ほぼ20日以上が真夏日という過酷な環境!
日にち | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 |
8/1 | 31.5℃ | 31℃ | 35.1℃ | 35℃ |
8/2 | 29.4℃ | 25.4℃ | 37.3℃ | 35.1℃ |
8/3 | 32℃ | 28.9℃ | 35.4℃ | 33.7℃ |
8/4 | 33℃ | 29.2℃ | 34.1℃ | 34.3℃ |
8/5 | 33.4℃ | 31.9℃ | 34.7℃ | 34.9℃ |
8/6 | 34.2℃ | 33.5℃ | 34℃ | 35℃ |
8/7 | 33.6℃ | 33.2℃ | 24.3℃ | 35.6℃ |
8/8 | 33.2℃ | 33.9℃ | 25.1℃ | 35.5℃ |
8/9 | 37.7℃ | 37.1℃ | 32.1℃ | 35.6℃ |
8/10 | 34℃ | 28.4℃ | 34.5℃ | 34.4℃ |
8/11 | 32.1℃ | 24.8℃ | 33.6℃ | 35.6℃ |
8/12 | 31.9℃ | 29.3℃ | 31.1℃ | 33.2℃ |
8/13 | 31.8℃ | 31.2℃ | 34.1℃ | 35.5℃ |
8/14 | 30.4℃ | 25.2℃ | 34.1℃ | 32.4℃ |
8/15 | 30.8℃ | 26.3℃ | 33.1℃ | 32.6℃ |
8/16 | 33.1℃ | 22.3℃ | 32.3℃ | 31.6℃ |
8/17 | 34.3℃ | 28.2℃ | 30℃ | 35.5℃ |
8/18 | 31.6℃ | 30.2℃ | 27.2℃ | 35.2℃ |
8/19 | 32.3℃ | 30.3℃ | 28.6℃ | 32.2℃ |
8/20 | 30℃ | 29.3℃ | 27.6℃ | 31.1℃ |
8/21 | 33.5℃ | 31.5℃ | 33.6℃ | 31.4℃ |
8/22 | 26.4℃ | 31.9℃ | 34.1℃ | 29.5℃ |
8/23 | 30.4℃ | 33.7℃ | 33.7℃ | 28.5℃ |
8/24 | 31.2℃ | 34.8℃ | 31.4℃ | 31.4℃ |
8/25 | 32.7℃ | 34.9℃ | 35.6℃ | 31.1℃ |
8/26 | 32.8℃ | 33.6℃ | 36℃ | 28.5℃ |
8/27 | 26℃ | 30.6℃ | 35.8℃ | 29.4℃ |
8/28 | 24.6℃ | 31.4℃ | 30.5℃ | 28.1℃ |
8/29 | 30.1℃ | 32.2℃ | 29.2℃ | 34.6℃ |
8/30 | 28.1℃ | 32.9℃ | 34℃ | 27.4℃ |
8/31 | 31.1℃ | 21.6℃ | 35.4℃ | 31.7℃ |
2017年は穏やかな気温ですが、それ以外はほぼ毎日真夏日です。
過去開催の気温
2016年のリオデジャネイロオリンピックも8月に行われました。ちなみに1964年10月の天気はというと、10月5日の25.6℃が最高気温と、非常に涼しい気候でした。
リオデジャネイロは赤道に近いので、年中夏なのですが、
開催期間中の気温は以下の通り
日にち | 最高気温 |
8月5日 | 26℃ |
8月6日 | 32℃ |
8月7日 | 32℃ |
8月8日 | 25℃ |
8月9日 | 26℃ |
8月10日 | 21℃ |
8月11日 | 23℃ |
8月12日 | 21℃ |
8月13日 | 23℃ |
8月14日 | 30℃ |
8月15日 | 34℃ |
8月16日 | 28℃ |
8月17日 | 33℃ |
8月18日 | 28℃ |
8月19日 | 28℃ |
8月20日 | 29℃ |
8月21日 | 25℃ |
30℃を超える日もあるとはいえ、20℃台も多く、まあ、なんとかなる気候です。
ここで、2004年アテネオリンピック,2008年北京オリンピック,2016年リオデジャネイロオリンピックの気温をグラフ化しました。
(2012年ロンドンオリンピックは高緯度帯ということもあり、気温が低いので割愛)
こうしてみると北京オリンピックのときも気温は高かったみたいですね。
ただ、北京オリンピックのマラソン競技は朝早くにスタートしたこともあり、最高気温は29℃と、まあ許せる気温でした。
東京オリンピックでは朝の6:00からスタートしようとしています。(ちなみに競歩は5:30スタート)
多少涼しいかもしれませんが、東京は朝から暑くなりますし、選手もパフォーマンスはMAXで出せないかもしれないです。
この気温で選手は大丈夫?
さて、熱帯のリオデジャネイロよりも過酷な地でオリンピックを開催するわけですが、選手は大丈夫なのでしょうか?
結論、熱中症になる選手は出てくるでしょう。
東京は地面がしっかり舗装されているため、太陽の照り返しが強いです。
気温以上に暑さを感じてしまいます。
そんな中でスポーツをすると、どんなにプロフェッショナルでも倒れる選手が出ておかしくないです。
とはいえ、体調を万全の状態に整えて挑むため、バタバタと選手が倒れるとも考えにくいです。
とはいえ、マラソン競技は北海道でやろうという動きになっていますね。
選手よりも心配なのは
選手よりも心配なのは観客です。
スポーツ選手ではないため、日頃室内で過ごす人、体の小さいお子様なんかは熱中症になりやすいでしょう。
また、日本の方は東京の夏が暑いことをわかっているため対策をするかもしれませんが、東京を知らない外国人は予期せぬ暑さに熱中症になる方も多いのではないでしょうか。
オリンピックとなると日頃スポーツを観ない人も屋外観戦する人がいるはず。
選手よりも観客の体調を心配するべきでしょう。
東京都は暑さ対策に日傘を使うことを推奨するそうですが、
この傘をかぶりたいと思う人ってどれくらいいるんでしょうか?
東京五輪はうまくいく?
東京オリンピック開催期間は非常に暑くなるでしょう。
選手以上に観客が暑さ対策をしなければ、大変なことになると思います。
雨が降って気温が低くなるとしても、ジメジメしてスポーツに適した日にはなりません。
東京の夏にやることがそもそもどうなのかという話ですが決まったことはしょうがない。
オリンピックを観戦する方は十分お気をつけて!