金融広報中央委員会が公開しているデータに、日本の持ち家状況と住宅費用のデータがありました。
1985年からアンケート調査を行っており、そのデータをもとに集計してみました。
まず、持ち家の人はどれくらいいるのか?
持ち家率は相続を含めると2019年時点で77%となっています。
2000年をピークに一度は持ち家率が下がりましたが、2010年あたりから徐々に回復しています。
賃貸住宅の方は2000年あたりからほぼ横ばいという状況です。
次に、家を買う場合、どれくらいのお金がかかっているのか?
2003年~2005年はデータがありませんが、近年は3000万円付近を推移しています。
自己資金比率でみてみると、
少しずつですが、自己資金比率が1990年からガクっと落ちています。
これはバブルが崩壊し、金利が大きく下がったため、頭金を減らしても返済が利子で大きく増えないことが大きく影響しているんでしょうね。
まだまだ金利が上がるとは思えません。
今後も自己資金の比率は低い状況が続くでしょう。
一方で社会保険料が増えるなどして手取りが減る中、持ち家を持つ人の割合は今後どうなるかも注目したいところですね。