2019年6月3日に金融庁が、老後のお金を年金だけでは補えず、その額が1,300万~2,000万円と発表しました。
※ちなみにこの金額は、入院や自宅のリフォームなどの出来事がない場合の試算です。
いざ2,000万円貯めろと言われても、これがどれほど大変なのか見当がつきません。
簡単にシミュレーションをやってみます。
今回は30歳から60歳まで毎月定額で積立をするそうで位でシミュレーションします。
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タンス預金だったら
タンス預金だったら月5.5万円の貯金が必要になります。
けっこう大変な金額ですね。。。
利回り3%だったら
利回り3%だったら月3.5万円の積立が必要になります。
利回り5%
利回り5%だったら月2.5%の積立で2,000万円の資産形成は大丈夫そうです。
順調に貯まるとは限らない
もちろん、順調に貯まるとは限りません。
利回りということは、投資をするということになります。
この投資が株であったり、投資信託であったり、債券であったりあるにせよ、利回りが約束されることはありませんし、投資した金額を下回る(損する)可能性も十分にあります。
元本割れの確率を下げるためには、投資のポートフォリオを広げておく必要があります。
国内株式だけではなく、外国株式も、投資信託にも、等複数に投資する必要がありますね。
そもそも2,000万円だけで大丈夫?
しかし、2019年時点で2,000万円足りないと言っています。
これが30年後も2,000万円の不足で済むのでしょうか?
むしろ、年金がなくなることを前提に考えるべきでは?
ということで、もしも年金をもらえないと仮定して、資産形成を考えてみます。
金融庁の発表では、60歳以上の月支出額は約26万円になります。
26万円×12ヶ月=312万円/年
90歳まで生きるとして、
約9,400万円が必要になります。
ということは、、、
タンス預金だと月26万円も必要!
利回り5%でも月11万円の積立が必要なことに。
これは、、とてもじゃないが積立ができない。。。
老人貧乏を避けるには
老人貧乏を避けるにはどうすればいいのでしょうか。
もちろん、資産形成も必要ですし、現在の無駄遣いを断舎離する必要もあります。
ただ、それだけでは難しそうで、60歳以降も収入を得る必要はありそうです。
それが定職にしろ、フリーランスにしろですが、60歳を超えて働くのは大変ですよね。。。