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株価推移
2019年11月の決算発表でソフトバンクグループの孫正義CEOは、創業以来の大赤字とコメントしました。
その原因はWeWorkというアメリカのシェアオフィス会社の問題が起こったためです。
ソフトバンクは倒産するのではないか?と言われていますが、いまやソフトバンクは国内でも屈指の大企業となっています。
携帯事業を持っていることからもすぐに倒産することは考えにくいと個人的には思っています。
ここで、ソフトバンクグループの株価の推移を確認してみたいと思います。
ソフトバンクグループの株価は2000年にITバブルでものすごい額まで上がりましたが、バブルが崩壊して一気に下落。
2006年にはVodafoneを買収して携帯事業に参入。
その後はアメリカの通信事業者であるSprintを買収し、株価がどんどん上がりました。
2015年から少し株価は落ち込んだものの、その後も上昇。
このまま上昇すると思われたところでのWeWork問題でした。
ソフトバンクと言えば、孫正義が一代で築き上げた企業です。
孫正義がいなくなったらどうなるのか?
と不安にはなりますが、企業である以上、トップが変わってもそれなりに企業としては成り立つはずです。
すぐに倒産する可能性も低ければ、すぐに衰退する可能性も低いのではないでしょうか。
貸借対照表を確認
貸借対照表(いわゆるバランスシート)を確認
ソフトバンクグループの貸借対照表がこちらです。
資産が36兆円あることにびっくりですが、それ以上に目が行くのは、負債が純資産の3倍もあるということです。
負債とはつまり借金です。
世間で借金が多いといわれていますが、この貸借対照表を見る限りその通りです。
ただ、考え方を変えると、借金としてお金を貸してくれる人がいるからこそ、この貸借対照表が成り立っているんですね。
今後の株価
キャッシュフローについても投資活動キャッシュフローはもちろん大きかったですが、とりわけ問題は無さそう。
今後の株価は孫正義の後継者と、ソフトバンクビジョンファンドが投資している企業の行方次第ですね。
ソフトバンクグループは投資企業なので、投資先の成功が業績に大きく影響します。
株価としてはハイリスクハイリターン株となりそうですが、安定収入があるソフトバンク株式会社があるため、ミドルリスクミドルリターンの立ち位置となっている印象です。
※ソフトバンク株式会社は(9434)主に携帯事業の企業でありソフトバンクグループ(9984)とは別会社です。
2019年に株式分割を行い、株も買いやすくなっています。
とはいえ50万円近くのまとまったお金が必要。
であれば野村証券の積立投資やonetapbuyの積立投資もおすすめです。
興味がある方は一考の余地有りかと思います。